Tomoyasu Murata Complete Works

村田朋泰 アニメーション全作品展

Video Room

2002年7月20日(土) ー 9月22日(日) / 
● 7月28日(日) は作家が展覧会場に居ます 

現代美術館・名古屋 / ビデオルーム
11:00-18:00 (入館は17:45まで)  月・火 休館 但し8月12日(月)・13日(火)は臨時開館いたします

あの短編アニメーション「睡蓮の人」が名古屋で上映決定!!

村田朋泰は1974年東京生まれ。東京芸術大学在学中に制作した短編アニメーション「睡蓮の人」が、平成13年度(第5回)文化庁メディア芸術祭で、宮崎駿の「千と千尋の神隠し」と今敏の「千年女優」(いずれも大賞)に次いで、優秀賞を受賞。また、東京芸術大学大学院の修了制作展に出品した「朱の路」も大きな反響を呼び、大学買い上げ賞を受賞しています。(先月東京のギャラリーで開催された村田朋泰全作品展には、口コミで大勢の観客が集まり、一時入場を制限するほどで、彼に対する高い注目度が話題となりました。)

村田朋泰の作品は、いわゆるパペット・アニメ(人形をストップ・モーションによって1コマずつ撮影するアニメーション)でありながら、全てのコマが絵画的で、油彩画の表面のような物質感を感じさせます。手業の痕跡を留めるセットやオブジェの使用によって得られる、ブラッシュ・ストロークのような視覚効果や、絵画的なパースペクティブが、彼の作品にペインタリーな魅力を与えています。また、寡黙な淡々とした時の流れは、画面の緻密さを際立たせるとともに、主人公の感情の起伏を浮き出たせています。

人間が持つさまざまな感情を、言葉を使わず仕草や映像で表現しようとする村田は、主に"思い出"をテーマとし、見る者の心の琴線に触れるささやかな物語を展開しています。例えば、「睡蓮の人」では、一人暮らしの老人が家の中の整理しながら、妻の古い服を見つけて、若い頃に先立たれた彼女を想う、というストーリー。「オモヒデ」では、部屋の掃除をしていたロボットが昔の写真を発見し、一緒に遊んでくれた幸せそうな一家を想う。また、「朱の路」では、列車の中でピアニストが、自分の娘に似た花売りの娘をみつけ、今は亡き娘を想う。これらの作品を特徴づける温かいものへの郷愁と、それとは裏腹の関係にある喪失感は、その精巧な映像とあいまって彼の作品の独特の空気感を形成しています。

今回は、村田朋泰の代表作である「睡蓮の人」と「朱の路」の2点と、彼の発展過程を知るうえで興味深い短編作品6点を一挙上映いたします。今後の活躍が期待される村田朋泰の全作品を是非この機会にご覧下さい。


上映作品

1. TUG_TUG (4分30秒) 1998年
2. せみしぐれ (9分) 1998年
3. An Introduction of Human Zoology (7分30秒) 1998年
4. BURP (2分30秒) 1998年
5. TOKYO (5分30秒) 1999年
6. 睡蓮の人 (16分) 2000年
7. オモヒデ (4分30秒) 2001年
8. 朱の路 (14分) 2002年


村田朋泰
【略歴】
1974年 東京生まれ
2000年 東京芸術大学 美術学部デザイン科 卒業
2002年 東京芸術大学大学院 伝達造形第1研究室 修了
     村田朋泰全作品展、晶アート、東京

【主な賞歴】
2000年 東京芸術大学美術学部デザイン科卒業制作 デザイン賞
  BBCCネットアート&映像フェスタ2000 映像部門入選
2001年 第2回ラピュタアニメーションフェスティバル 観客賞&ヒューマン賞「睡蓮の人」
2002年 平成13年度(第5回) 文化庁メディア芸術祭アニメーション部門 優秀賞「睡蓮の人」
     東京芸術大学大学院美術学部デザイン科修了制作 大学買い上げ賞「朱の路」



現在,村田氏が依頼を受けて制作中のアニメーション
●ミスターチルドレンのライブツアーステージ用アニメーションとプロモーションビデオ
●PostPetのテディベア「モモ」ちゃん(ピンクのくま)を使ったパペットアニメーション6本





現代美術館・名古屋 / ヴィデオ・ルーム
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地下鉄名城線「名古屋港」駅3番出口より徒歩3分

開廊時間:11:00AM 〜 6:00PM(但し入館は5時45分まで)
休館日:月曜日・火曜日
(但し8月12日(月)/13日(火)は開館致します)